人形劇は不思議
人形劇を見るとき、ある生き物を形にして、不完全な物体「人形」が不完全に動くのをみて驚いたり、あきれたり、また感激し、笑ったり泣いたりしたい。そして芝居が終わり会場を出て行くとき、自分はあんな稚拙なものに夢中になってしまったのかと思うでしょう。
そのときこそ、人形の持つそれぞれの特殊性、持ち味を生かしきれたときのように思われます。また、演じているはずの私たちも、その世界に入ってしまった自分がいることに気づくのです。人形劇は不思議です。
こどもたちに生の良さを知ってもらおうと、ピアノの演奏歌セリフと交えての舞台づくりをしてまいりました。見ていただく年齢に合わせてレパートリーを選んでいただいております。
たくさんのこどもと人形たちとの出会いを今後も続けて行きたいとおもいます。